○佐井村村民憲章制定及び村の花、木、鳥の指定
昭和59年9月21日
佐井村村民憲章
前文
わたくしたちは、郷土佐井村を愛し、美しい伝統を大切にし、きびしい環境を克服して明るい未来を開き、しあわせを築くため、ここに佐井村村民憲章を定めます。
1 学ぶ意欲をもち、知性と良識のあふれる村をつくります。
趣旨 時代の進展に遅れず、人間性豊かな生活を営むためには、絶えず学び続けることが大事である。(生涯教育)
1 健康と安全を心がけ、明るく楽しい村をつくります。
趣旨 健康と長寿はみんなの願い。スポーツを振興し、正しい健康観を確立して車社会の中での交通安全、災害の防止をはかりたい。(健康と安全)
1 勤労を喜び、力を合わせて豊かな村をつくります。
趣旨 佐井村の産業を汗と知恵をしぼり、協力して振興させなければならない。(勤労・産業振興)
1 自然を守り、人を愛し、心やさしい村をつくります。
趣旨 佐井村の美しい自然と人間との共存をはかり、報恩感謝の気持ちや人情の豊かさをいつまでも持ち続けたい。(自然愛、人間愛)
1 心身ともに健全な子の育つ暖かい家庭と村をつくります。
趣旨 子どもは佐井村の宝。教育の原点は家庭にあり、その土台は地域社会にある。有為な人材の育成に努めなければならない。(家庭、社会教育)
村の木 ヒバ
選定理由
1 古くから村勢を象徴し、村民も多くその恩恵に浴した。
1 厳寒季に交配する。
1 樹齢きわめて長く、耐久力抜群
1 強度のヒノキチオール薬物性を含む。
村の花 スカシユリ(ハマユリ)
選定理由
1 恵まれない環境を克服し、種の生命を保全する力がある。
1 海岸の自然に美を点景する。
1 その風景は、人々の心を強く惹きつける。
1 佐井の地名語源をもっている種である。
村の鳥 ミサゴ(海鷹)
選定理由
1 大型(トビよりやや小)の鳥であり、生態に独特のものがある。
1 勇壮な鳥で、村旗の鳥のマークにふさわしい。
1 その生息場所が多く、全国的視野からも貴重で、保護の必要がある。
1 海を代表する鳥である。