ようこそ「村長の部屋」へ!
佐井村長の太田直樹です。
私たちが暮らす佐井村は本州最北端に位置し、人口約1800人(県内40市町村中38位)、面積135㎢(県内40市町村中26位)の津軽海峡に面した南北に細長い村です。海岸線の岩場には村の花であるスカシユリが咲き、海鷹とも呼ばれるミサゴが巣を作り、空中から海中の魚を狙う姿も見られます。また、本村の古くは林業で栄えたこともあり、ヒバが村の木に指定され、海沿いの国道から山に入ると原生林が残っています。観光名所として仏ケ浦、願掛岩、縫道石山が有名です。豊かな自然と美味しい食材をもとめて、観光シーズンには全国からたくさんの方々が訪れます。歴史や文化に興味のある方は、300年以上前に北前船で伝えられた京都祇園祭の流れをくむ「箭根森八幡宮例大祭」や、名誉村民の「三上剛太郎」先生、100年以上前から牛滝地区で行われている、ひたすら飯と汁を食べ続ける奇習「おこもり」、120年以上前に福浦地区に伝わった全国的にも珍しい漁村歌舞伎「福浦の歌舞伎」など、検索してみてください。きっと佐井村に興味がわくはずです。
私は村長に就任するにあたり、次の3つを重点的に取り組みます。
1.産業「新しい農林水産業で佐井村の未来を明るく!」
第5次産業(1~4次産業を融合させた新しい産業)と結び付けた新しい農林水産業の推進
守るべきは地元の商店、漁師、人。今ある施設と資源を生かして地産地消を促進
今の村の長所と短所を分析し、マイナスをプラスに変える新しい産業と事業を創出
2.福祉「幼児から高齢者まで、福祉はすべての村民のために!」
高齢者や障がいのある人が安心、安全に生活できる環境の整備と制度の充実
0歳からの切れ目のない子育てしやすい環境の整備と制度の充実
健康づくりに関する応援助成制度の創設
3.教育「学は一生、繋げ三上剛太郎の精神!」
時代や国際社会の変化に対応できる、学校教育環境の整備と制度の充実
生涯学習の普及と充実で、健康寿命伸長、社会保障関係費削減
村の公共施設と人財を活用した、スポーツでの賑わい創出
少子高齢化による過疎化が進み、大変厳しい行政運営が強いられますが、新しい生活様式の普及や時代の変化を生かして、これまでの短所を長所に変え、課題を克服する自治体も現れ始めています。あきらめず、村民みんなで知恵を出し合い、マイナスをプラスに変えることができれば、村の課題を克服し、村民のこの村で暮らす幸福度も高まると考えています。そのためにも、村の外で暮らす方々の意見も積極的に取り入れ、近隣市町村との連携を強化し、まっすぐに正直に行政運営を進めてまいります。佐井村民の皆様だけでなく、村外の方々からも佐井村を元気にするためのご意見を募集しております。たくさんのご意見、お待ちしております。